不動産投資の法人化【メリット・デメリットと最適なタイミングを解説】

税金・節税

「不動産投資で法人化するとどんなメリットがあるの?」

「法人化すべきタイミングがわからない」

不動産業界20年の経験をもとに、不動産投資における法人化のメリット・デメリット・最適なタイミングを解説します。法人化は正しいタイミングで行えば、大幅な節税と資産拡大につながります。

不動産投資で法人化とは?

個人で不動産投資をしている方が、株式会社・合同会社などの法人を設立して不動産投資を行うことを「法人化」といいます。法人化することで税率・経費の扱い・融資条件などが個人とは大きく変わります。

項目個人法人
所得税率5〜45%(累進課税)15〜23.2%(法人税)
経費の範囲狭い広い
融資のしやすさ個人の属性による法人の実績・財務内容による
相続対策限定的有効
設立コストなし約20〜30万円

法人化のメリット

① 税率が下がる

個人の所得税は累進課税で最大45%ですが、法人税は最大23.2%です。年間所得が900万円を超えると法人化による節税効果が大きくなります。

② 経費の範囲が広がる

法人化すると個人では経費にできなかったものが経費計上できるようになります。

  • 役員報酬(自分への給与)
  • 家族への給与
  • 生命保険料(法人契約)
  • 出張旅費・交際費
  • 社宅家賃

③ 融資を受けやすくなる

法人は個人と別の信用力を持ちます。法人の財務内容・実績が積み上がれば、個人では限界だった融資額を超えて借り入れができるようになります。

④ 相続対策になる

個人資産を法人に移すことで、相続時の評価額を下げることができます。また法人の株式として分散することで、相続人への資産の分配がしやすくなります。

⑤ 損失の繰越期間が長い

個人の損失繰越は3年ですが、法人は10年間繰り越せます。大規模修繕や空室が続いた年の損失を長期間活用できます。

法人化のデメリット

① 設立・維持コストがかかる

法人設立には約20〜30万円の費用がかかります。また毎年の税理士費用・法人住民税(赤字でも約7万円)などの維持コストが発生します。

② 事務手続きが増える

法人は個人より複雑な会計処理・決算・税務申告が必要です。ほぼ税理士への依頼が必須になります。

③ 個人から法人への物件移転にコストがかかる

すでに個人で持っている物件を法人に移す場合、不動産取得税・登記費用・譲渡所得税などのコストが発生します。

法人化すべきタイミング

タイミング理由
年間不動産所得が900万円を超えたとき個人の税率より法人税率が低くなるため
物件を2棟以上購入する予定があるとき最初から法人で購入すれば移転コストが不要
相続対策を本格的に始めるとき法人化で相続税評価額を下げられる
融資の限界を感じたとき法人の信用力で融資枠を拡大できる

プロのポイント:法人化は「最初から法人で始める」のが最もコストを抑えられます。すでに個人で物件を持っている場合は、次の物件購入から法人で始めるのがおすすめです。

まとめ

不動産投資の法人化は年間所得900万円超・複数物件保有・相続対策が必要になったタイミングで検討するのが最適です。設立・維持コストと節税効果を比較して、税理士に相談しながら判断しましょう。

法人化を含めた不動産投資の戦略について、まず無料相談でプロのアドバイスを受けてみてください。

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